細井ともやさん（埼玉県在住）

『北海道への憧れ！青春を謳歌するために！』

高校時代から北海道ツーリングに憧れていた細井さん。社会人になると忙しく長期休暇も取れなくなり諦めかけていた、そんなある日、祖父が「後悔しないように、やりたいことするんだぞ！」という言葉を残して、この世を去った。一度だけの人生に悔いを残したくない、細井さんは仕事を辞めて、憧れの北海道へ向かった。さらに夢は広がり、カブで日本一周へ！そんな細井さんの旅を紹介します。

HONDA SUPER CUB 50DX

昔から知っていて、最も身近な存在だったカブで日本一周をしたいと思った。魅力は、低燃費、積載性、頑丈なこと、簡易なメンテ、自転車屋でも直せる身近さ、税金の安さ、そして何よりデザイン。全てにおいて日本一周ではパーフェクトのバイクだった。

①旅用にカスタムしましたか？

●木製リアキャリア、ベトナムキャリアの取り付け、シガーライター電源を付けた

②どんな風に荷物を積載しましたか？

●リアキャリア上にホームセンターの箱を2段重ねで設置。ベトナムキャリア上にはタンクバックを装着した

③持参したアイテムで良かったものは？

「地図」
JAF出版社の「JAFルートマップ全日本」。ツーリングマップルだと何冊も必要だが、1冊で道路状態、観光地、温泉、道の駅等の情報が詰まっているこのマップに決めた。地図はスマホと違って電源要らず。ルーティーンが楽、文字が書けるのが利点。

「サンダル」
持っていると楽、特にキャンプやフェリー船内で使った

「カラビナ、洗濯バサミ」
何かと荷物をくくる時などに使える

「タイラップ、ガムテープ」
補修等色々使えるのであると便利

④おいしかったグルメは？

●北海道の帯広で農家さんのバイト中に食べた、もぎたての「とうきび」は格別だった
●北海道の帯広・有楽町の「ジンギスカン」は衝撃の旨さ
●旅中に知り合った人々からの頂き物（米、みかん、野菜、おかしなど）は美味しかった

⑥印象的な宿＆キャンプ場は？

「帯広ライダーハウスpit」
人生の分岐点となった宿。「沈没者」と呼ばれる、旅中に旅を放棄して遊んでいる人達と出会い、自分もそうなった(笑)。バイトをしながらpitに長期滞在、とにかく仲間と過ごす時間が楽しかった。オーナー夫妻達にお世話になったので、今年も手土産持って行く予定です！

「ライダーハウスみどり湯」
夜のミーテイング、宿泊者みんなで肩を組んで歌"大空と大地の中で"。松山千春が好きになりました

「宮崎県の都井岬でのキャンプ」
朝起きたら猿と馬がいたのでビックリした！

⑦一番好きな都道府県は？

「北海道」
人、食べ物、土地、景色、温泉、時間、雰囲気、物価等でぶっちぎりの1番。冬は過酷でしたが、暖房や建物の遮熱等もあるので、そこまできつくなかったです。

⑧一番大変だったトラブルは？

●広島県の宮島で地図と食料を鹿に食べられたこと。鹿の恐ろしさと図々しさを目の当たりにしました(笑)

⑨一番嬉しかった出来事は？

●価値観が変わった。食べ物の大切さ、健康の大切さ。人間付き合いの大切さ。助け合いの大切さ等、たくさんのことを知りました！