BBB MAGAZINE

  • 大人のたしなみとしてベスパに接してみよう!

    2018.06.06 / Vol.46

    - page2 - スモールで遊ぶ #12/VespaGPを始めてみよう

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    隅本辰哉

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    隅本辰哉

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    Vespa

VespaGPを始めてみよう/房野克哉さんのケース

房野克哉(ふさのかつや)さん
昭和40年生まれ/52歳
予選タイム:1分00秒718
決勝グリッド:1st position
ベストラップ:57秒057
決勝順位:12th place
※#9菊地(栄)選手による50秒528が予選最速、同51秒252がベストラップ最速(どちらもGPクラス)

行きつけのショップでVespaGPの面白さを吹き込まれたんだという房野さん。そのショップとは茅ヶ崎のモーターサイクルショップボングーの事ですが、「ショップの店長と整備長がレースをやっていたんです。その面白さを吹き込まれて興味が出てきたところでショップの倉庫を見について行ったんです。そうしたら都合よくオンボロのベスパが1台あって、『じゃあこれをレース仕様にしよう』と言って始めました」との事。そして最初はサーキットへの練習走行に誘われて、それについて行くところからだったそうです。
房野さんとボングーとの付き合いはベスパに乗り始めたところからだと言います。それがちょうど2年くらい前だそうで、ベスパ歴も2年だそうです。なのでベスパの面白さを感じ始めたくらいのタイミングで、たまたまショップからさらなる楽しみとしてのレースを勧められた事がレース参戦のキッカケなんだとか。それと「若い頃にはバイクのレースをやりたいなと思っていたんですけど、それは叶わずにこの歳です。だからもうヤル気はなかったんですけど、ベスパのレースならちょっと気軽にできそうかなっていうのもありました」だそう。

それではレース参戦への不安はなかったのかを聞いてみる事にします。すると「あまり遅すぎると速度差がありすぎて、周りに迷惑をかけちゃうんじゃないかなと思っていました。でも速い人は勝手に抜いていってくれるので、今思えばあまり大した心配ではなかったんだなと。それにそうした不安は店長と整備長と何度も練習走行に行って実感出来ていたというのもあります。正直言うとサーキット走行だけで、かなり満足していたんですけど、同じく始めた小林さんが練習にもいっしょに参加していてレースにも出ると決心していた事もあって『じゃあ付き合います』って感じで本日参戦しました。今日が初参戦です」という。

では、レースの前後で印象が変わったかも聞いてみることにします。これには「話として和気あいあいでフレンドリーなレースだと聞いてましたけど、実際に走ればピリピリするのかなって思っていました。でも言われた通りアットホームなレースをしてくれて、無茶な抜き方の人もいなくて安心してレースを楽しめたかなと思っています」だそう。
最後に抱負も聞いてみます。「上を目指しているワケじゃないんですけど、安全に前の自分を次の自分が越していければいいかなって思ってます。タイムだったり、順位だったり、乗り方だったりってところで......」と、房野さんもやるからにはステップアップしたいと考えているようです。

Vespa GTS300 SuperSport
Vespa GTS300 SuperSport
房野さんの装備費用としては、ヘルメットとレーシングスーツ、それとグローブとブーツを揃えて総額15〜20万円くらいだそうです

レース用マシンはどうする?

房野さんの場合、ベース車込みでレース仕様の完成までにおよそ35万円くらいがかかった費用だそうです。主なメニューは排気量を102ccにして、IRCのミディアムで3.50という、スタンダードよりも太めのタイヤをチョイスしているそう。これはボングーの店長&整備長のお勧めだったのでやってみたそうです。そしてサスペンションをビチューボに変更するなど、中身はそれなりのパーツで構成しているんだそうです。
出来上がったマシンについては乗りやすく、速く、そして面白いという印象だそうです。加速もいいし、小回りも効き、普段使いのPX125よりもヒラリ感が向上したと感じているとも。
なおマシンとは別の話しながら、「ビギナーにとってトランポも不安要素でしょうね」と房野さんは言う。そこがネックでやらない、やれない人っていうのも多いんじゃないかって思いますとの事。房野さんの場合は、たまたま同時期にレース参戦を考えだした小林さんがトランポを用意した事で、それに便乗するカタチで敷居が下がったそうです。

VespaGP Round1リザルト

Master-Class・Winner

Vespa GTS300 SuperSport
Master-Class・Winner◎表彰台左から順に2位:#5菊地(信)選手、1位:#23宮地選手、3位:#7牧野選手

【Master-Class】

順位 車番 ライダー名 チーム名 周回数 Delay F.lap
1 23 宮地貴之 BUSINESS-ART 10 ーー 49.142
2 5 菊地信康 COMPLETELOOK 10 0.405 48.855
3 7 牧野文人 Vespa Club Kanagawa RT 10 1.188 48.898
4 92 吉岡明典 malossi familia 10 24.780 50.914

GP-Class・Winner

Vespa GTS300 SuperSport
GP-Class・Winner◎表彰台左から順に2位:#12中村選手、1位:#9菊地(栄)選手、3位:#8安東選手

【GP-Class】

順位 ゼッケン ライダー名 チーム名 周回数 Delay F.lap
1 9 菊地栄治 WEST SAND 10 ーー 50.528
2 12 中村賢司 お酒の中村 10 3.247 51.303
3 8 安東幸治 SOGNO VESPA CLUB 10 3.660 51.627
4 1 藤井公人 malossi familia 10 5.556 51.388
5 4 野添郁生 河名スウィートレーシング 10 5.686 52.007
6 10 和田友和 malossi familia 10 7.388 51.456
7 32 川島伯典 SHIRAI VESPA 10 7.531 51.390
8 20 尾西洋一 茅ヶ崎ボングー 10 18.337 53.363
9 44 小林匠 茅ヶ崎ボングー 10 23.244 53.697
10 43 佐藤守孝 SugerBroters 10 29.302 54.569
11 27 佐藤充弘 SugerBroters 10 38.633 55.111
12 26 房野克哉 茅ヶ崎ボングー 9 1Lap 57.057
13 33 尾崎雅夫 Vespa Club Kanagawa RT 9 1Lap 57.314

今回はここまで!

今回レースデビューしたお二人
今後の活躍やステップアップに注目です!

今回は小林さんと房野さんのお二人がレースに参戦するにあたってやった事、抱えていた不安等についてうかがってみました。どうでしたか? 参考になる事がなにかあったんじゃないでしょうか。
それと房野さんが触れていましたが、トランポって確かに大きな不安要素かもしれません。だけど仲間が出来れば、それに参加ショップによっては載せてもらえる可能性もあるようなので、トランポがないからレースを諦めてしまうようなら、まずはショップに相談してみるのがいいかもしれません。中には自走でサーキットまで行って、ナンバーを外してレース参戦しちゃう人もいるようです。

もう一つ。お二人の予算はそれぞれですが、これを高いと感じる前に、今どきなにをやっても1日遊んで1万円くらいは使っちゃうと考えてみてはいかがでしょう? そう考えればレースだけが高額な趣味ではないんじゃないかと思うんですよね。......まあ、一つの考え方ですけどね。
それでは次回をお楽しみに!

GP-Classの表彰式では、最後にブービー賞の発表も行われました。受賞したのはデビュー戦をがんばった房野さんでした。おめでとうございます!

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