BBB MAGAZINE

  • 大人のたしなみとしてベスパに接してみよう!

    2018.08.13 / vol.50

    - page2 - ワールドワイドにベスパでRUN #6

CREDIT

    • 人型
    • メモ

    隅本辰哉

    • カメラ

    土田和寛

    • バイク

    Vespa

そうこうしてるとメンバーが揃ったのでツーリングのスタートです。初めに給油をして出発。チーグーイェンサーン(七股鹽山)へと向います。約30km弱のツーリング。台南の国道は信号が少なく、とても開けた直線道路が多いです。日本の地方都市の国道バイパスのような印象。右側の機車専用レーンも2車線分取ってあり、道にもゆとりがあります。自動車や他のスクーターの交通量も少なく、そこを十数台のベスパが駆け抜けていきます。ただマスツーリングと言うよりは、それぞれのペースで走る自由なツーリングという感じです。

さすがにGT系は排気量がある分スピードが出せるので先を走るのですが、私の借りた赤いS150も軽くてパワフルだったので置いていかれることはありませんでした。知らない土地で置いていかれると言うのはとても心細いですから(笑)。結果的に揃って走らなくても概ね直線道路が続き、曲がる箇所も数箇所のみ。なので先頭は曲がるポイントで待っていればOKなツーリングです。

1時間もせずに七股塩山に到着し、駐車スペースに並べて駐車します。日本でもオートマベスパのミーティングはありますが、土地が違えばその雰囲気も違うものだと感じました。ライトの形状であったり、ホイールの変更等、集まった時の全体の雰囲気もいつも日本で見る光景とは違いました。

七股塩山は塩田跡地であり、白い雪山のような塩の山があります。それには登る事も出来、記念写真を撮る事も出来ます。広場には台湾ならではの屋台が並んでいて、食べ歩きも出来ます。山の裏手には4輪バギーの広場があって、そこで皆さんと遊びました。砂がとても乾燥していて、十数台が一斉に走り出すととてもすごい砂埃です。走行時間が終わる頃には髪がバサバサで服も砂埃まみれでしたが、久々のダート走行はとても楽しいものでした。舌で唇を舐めるとどこか塩味だったのは、ここがかつて塩田だったと言う事を感じられます。

そして、ベスパを止めたところへ戻り撮影会が始まりました。まずはGT系のラージボディ3台の撮影。3台共メッキホイールが取り付けられているため、足回りに華やかさがあります。しかも3台揃ってフェンダーにライトがついたGTVなので、モダンでありながらクラシカルなルックスでした。その次はSを中心としたスモールボディ。こちらは貯水されている通路の上に並べられました。角型ヘッドライトのSを中心にブラックの車体、ホワイトの車体、つや消しの車体が並べられ、どこか日本で感じる可愛らしさよりカッコ良さを感じます。それぞれ細かな箇所にまでCNCやメッキ、それにカーボンのパーツが使われていたりするため、全体の雰囲気がグンと変わリます。

そうそう、今回私のために参加いただいた日本語を喋れる女性は20代前半。近々ベスパの購入を予定していると言うので、どんなタイプの何色の購入を考えているのか尋ねてみました。私の勝手なイメージでは赤やピンクで丸いライトのLXかと思ったのですが、チタニュームかブラックのSを予定しているとの事。こちらだとカワイイというイメージより、カッコ良いという路線が流行っているようです。

そして今回たまたま参加した日本人女性の神谷さんは、20代半ばで元々オートバイには興味が無かったようですが、ベスパに興味を持ち始めたようでなんだか欲しくなってしまった様子。同様に色等を尋ねてみると赤だそうです。その答えは日ごろ私が日本で感じる返答だったので、同じ20代の女性でも住んでいる土地が違うだけで選ぶタイプや色が違うと言うのは面白いと感じました。

ちなみに男性だと、ここ台南ではラグジュアリー系やスポーティ系に演出ができる車体をベースとしたカスタムが多い印象を受けました。

その後は昼食を済ませてからゴーカートで遊び、移動途中の休憩で甘いジュースを飲みました。そこではYuyeeさんが直接私にZelioni製バリエーター、サスペンション、ブレーキレバー等の、webでは掲載されていない突っ込んだ製品説明を話してくれました。それにYuyeeさんの製品に対する思いやこだわり、価格面で妥協せずに高品質を維持するといったポリシーも聞けましたし、そのためにデザインから生産、取り付けまでを一貫して自社で行っているという事を辻さんに通訳をしてもらいながら直に聞くことが出来ました。

また私がGTSに乗っているという事でYuyeeさんのフルカスタムGTVにも乗せてもらい、開発者本人と製品&装着車両を前にした説明も聞けてとてもラッキーでした。私自身はそれらを商売としているワケではありませんが、本来の目的であった今注目を集め始めているZelioni製品がどのような環境で生み出され、どのように広がりを見せているのか確かめる事が出来ました。

今回私を台南で歓迎してくれたYuyeeさん、集まっていただいた仲間達。今回は偶然ながらご一緒する事が出来た辻さん、神谷さん。ベスパと言うスクーターには、このような繋がりをもたらす魅力があると思います。そしてまたの機会には、もう少し台南の町をベスパで探検しながら走ってみたいと思いました。

カスタムベスパ
移動時の一コマです。固まって走るカスタムベスパは側から見れば圧巻でしょう。信号待ちで会話も弾んでいる様子です
LXV125
YuyeeさんのLXV125。台湾には正規輸入されていない個人輸入車で、ワンオフのGPマフラー&ホイールを装着済みです
Zelioni製ホイール
3台のGTVはどれもホイールが輝いていました。ラグジュアリー系の演出として、Zelioni製ホイールの効果はバツグンです
台南の開けた道をひたすら走ります。概ねこういった感じの直線路を軽快に飛ばしていくというツーリングスタイルでした
普通のスクーター
普通のスクーターを見かけましたが、乗り物としても着ている服等も一味違うと感じる事が出来ます
ベスパ
今回集まったベスパはLX以降の近代的な物が多く、中には発売されたばかりの3Vも何台か参加していました
記念撮影
連れて行っていただいた台南にある七股塩山で、偶然の出会いだった日本人だけで記念撮影です
バギーコース
七股塩山の裏手にあるバギーコースで遊びました。その昔塩田だったと言うこともあり、口に付いた砂埃は塩味でした
ベスパ乗り
今回お世話になったYuyeeさんと、日本語通訳で随分助けてもらった女性。この女性も今はベスパ乗りです
LX3V
まだLX3Vが出て間もないこの時期でも、台南ではベスパを使って家族で移動する光景を見る事が出来ました
カート
Yuyeeさんはカートも大好きで、カートでも遊びました。写真の3人のバトルは見ていて面白い展開でした
台南の道
日が沈もうとする台南の道。どこか、懐かしい気持ちにさせてくれます
日本時代の名残り
台南の中心部から外れたところ。この辺りは日本時代の名残りを目にする事が出来ました
フルカスタム仕様のGTV
YuyeeさんのZelioniフルカスタム仕様のGTV。乗り心地、見た目、走りの全てバランスが取れた仕上がりを体感出来ました
デジタルメーター
YuyeeさんのGTVは、スピードメーターがPX系のデジタルメーターに変更されていました
角型ヘッドライト
ダーク系のカラー&スクエアな角型ヘッドライトが好まれる傾向のようです
蜷尾家
カフェではYuyeeさんから製品に対する意見を直接的に聞く事が出来ました
Zelioni製小物類
今回、私が入手したZelioni製小物類のアクセサリーです

今回はここまで!

台南に拠点を置く
台南に拠点を置くZelioniのYuyee社長(左)
「二人共今見ると若いですね」とは土田さん

今回の台湾/台南編はいかがでしたか?やはり土田さんらしいディープな台南ツーリングだったように思います。なかなか海外の渡航先で、その国の人達と仲良くなってベスパまで貸してもらってのツーリングというのは難しい話だと思いますが、だからこそコアで面白いエピソードがあるんじゃないでしょうか。

さて次回の「ワールドワイドにベスパでRUN」では、また違った土田さんの海外旅を紹介しようと思っています。

お楽しみに!

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