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  2000年代前半に登場し、メディアでも頻繁に取り上げられたラッピングバスやラッピングジェット、ラッピング車両(電車)。これにヒントを得たのが”痛車”と言われている。現在では痛単車と言われる2輪にもその波が押し寄せつつある。そんな痛単車をカスタムした、横浜市磯子区にあるバイクショップスズランさんに取材に伺った。早速その内容を紹介しよう。カスタムを行った中村さんにお話しを伺った。

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KN企画のG03スポーツチャンバーに換装されている

KN企画のG03スポーツチャンバーに換装されている

  「KN企画さんのモノは良く使っていて、コストパフォーマンスと性能に優れオススメですよ」と語る中村さん。ベース車両はヤマハのジョグ(3KJ)だが、エンジンはグランドアクシス用の物にスワップしている。ヤマハエンジン特有のレスポンスの良さと高回転型の特性を十二分に堪能できる、乗っていて楽しいスクーターだ。  ジョグにグランドアクシスやBW'S100のエンジンを換装するのは定番カスタムだが、部品の欠品が生じることや加工を伴うため、綺麗に仕上げるにはかなりの技術を要するという。それがバイクショップスズランさんの手にかかると、まるで純正のように、さも最初から付いていたかのように綺麗に仕上げられているのだ。

  排気量はボアアップキットを使い117ccへ換装。このキットはリーズナブルに設定されていて価格も約16000円と魅力的である。KN企画と言えばレース用パーツが多いため、組み合わせ次第ではかなり過激な仕様となる事もあるそうだ。キャブはOKO24パイビッグキャブをチョイス。吸入空気量の増大により出力アップを図っている。駆動系もトルクシフター、トルクカム、軽量クラッチアウターなどを組むことで、大幅に加速性能が向上している。これによりダイレクトな加速感を体感する事ができる。エアクリーナーは純正の物を加工し吸気ダクトの増設、24パイチューブの取り付けを行い、違和感のない自然な仕上がりだ。

  マフラーはKN企画のG03スポーツチャンバーに換装。このスポーツチャンバー装着には駆動系と吸気系のカスタムが必要となるが、装着するとトルクの増大と最高速アップが可能となるスグレモノだ。意外にも音量は控えめだ。ブレーキはKN企画のキャリパーにディスクローター。フロントフォークは30mmのローダウンショックに換装している。

ベリアルのマスクでレーシーなフロント

ベリアルのマスクでレーシーなフロント

  コンセプトは「街乗り・普段使い」であるが、ハイオク・混合仕様にしている。オイルポンプはドリブンギアを外し作動しないようにしているという。混合仕様にすることによってエンジン特性を生かす事ができ、さらにはエンジン焼き付き防止や最適な混合比で走れる、などメリットも大きい。混合と聞くと気軽にガソリンスタンドでは給油が出来ないと思われがちだが、このJOGはそこまでナーバスになる必要はない。給油の際は2ストオイルを持ち込み50:1の混合比にする必要はあるが、多少混合比がずれても問題(かぶる事)なく乗れる仕様との事だ。これならば普段使いでも気軽に乗ることが出来る。

  フロントヘッドライト周りではベリアルのレース用マスクをチョイスし塗装を加えている。もちろん、フォグランプも装着されており通常走行も可能だ。リアホイールは台湾YAMAHAのRX100用純正ステンレスホイールに換装。電飾は7色LEDが特徴だが、独立回路で製作してあるという。ストロボ機能やウィンカーダブルフラッシャーなど発光色、発光パターンをフルコントロールすることができるスグレモノだ。また自作回路で取り付けられているのも凄いところだ。

  グリップは透明タイプの物を使用しステッカーを自作。中にキャラクターステッカーを封入し、完全オリジナル品となっている。グリップに綺麗に挿入するにはちょっとしたコツがいるそうだが・・・。キャラクターはボーカロイドの亜種シリーズ「弱音ハク」を採用している。pixiv(ピクシブ)というサイトから生まれたキャラクターで絵師さまに使用許可を取っている。

  ロンホイはハリケーンの15cmロングホイールベースキットをチョイス。ロンホイ化により見た目だけではなく直進安定性の向上、ハイパワーによるウィリー抑制にも貢献している。エンジンハンガーとビッグキャブの干渉により取り付けには苦労したそうだ。取り付けや取り回しに工夫を凝らし、すっきりと収まっているところはプロの仕事を感じるだろう。また雨の日にも走れるようにとエアクリーナーを取り付けたそうだが、バンク角が浅く走るたびにエアクリーナーが削れていくという(笑)。

痛車に興味があるならばぜひ立ち寄ってみて欲しい

痛車に興味があるならばぜひ立ち寄ってみて欲しい

  「痛車はアニメに登場するキャラクターなどを車やバイクに貼る、またはキャラクターをデザインすることを指しているが、無断で使用する事は著作権に触れ、トラブルの原因となってしまいます」と語るのは中村さん。バイクショップスズランさんでは、痛車を作りたいとの相談は受ける事もあり、今後、痛車(バイク)製作にも力を入れて行くという。お客様にはキャラクター使用許可を取って頂く必要がある事をあらかじめご了承下さいとの事。  これには作者の権利を守り、堂々と社会的に認知されたカスタマイズ(痛車)として取り組んでいきたいとの思いを感じる事が出来る。

  痛車にはエアブラシを使い車やバイクに絵を書くという手法もあるが、高度な技術が必要な為一個人では難しい。痛車カッティングやラッピングならばプライベーターで復元も容易な為、試しにヤッテミルなんて事も出来そうだ。バイクショップスズランさんでは痛車やジョグなどスクーター系のエンジンスワップカスタムまで何でも相談に応じてくれるという。カスタムを行った中村さんはアニメ系も大好きで、痛車カスタムからエンジンスワップまでお手のものだ。  ゆくゆくは痛車だけのツーリングやコスプレツーリングなども企画していきたいという。興味のある方は気軽に相談してみてはどうだろうか。

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横浜市磯子区にショップを構えるバイクショップスズランさん。店内には50ccスクーターからビッグスクーター、カスタム車両まで所狭しと並んでいる。原付販売を初めエンジンスワップから痛車まで、予算に応じたカスタムに応じてくれる。パーツの選定に関してもしっかりとしたアドバイスをおこなってくれる頼れる兄貴といった存在だ。ちょっとしたカフェラウンジもあり談義に華がさきそうなオススメのショップだ。

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