BBB MAGAZINE

  • 全国「旅ごはん!」バイク紀行

    2012.01.25 / Vol.25

    めん処「喜多野」の淡路島牛丼セット(兵庫県南あわじ市)

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    藤原かんいち

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    藤原かんいち

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    リトルカブ

赤い夕日
赤い夕日が空と海を染める。ドラマチックな一日がゆっくりと終わって行く。

いま日本中にB級グルメやご当地グルメが溢れ返っている。それぞれの町が町おこし等を目的に、志向を凝らした新しい名物を生み出しているのだ。おいしそうなメニューが目白押しで、それらを紹介するガイドビックも飛ぶように売れ、それを紹介するホームページやブログも数多く存在している。

淡路島
走っているだけで玉ねぎの匂いがプンプンしてくる。淡路島らしい風景のひとつ。

さてさて、今回は食べる物よりも先に行き先が決まっていた。それは瀬戸内海に浮かぶ淡路島。以前から行きたいと思っていた場所だった。淡路島は山間部もあるが中南部には淡路平野が広がっていて、水田と玉ねぎ、レタスなどが収穫されている。四方を豊かな海に囲まれた島なので養殖漁業等も盛ん、柔らかくておいしいと評判の淡路牛もある。淡路島はバランス豊かな島で、まさに海&山の幸に恵まれた食の宝庫なのだ。

玉ねぎの収穫の時期
僕が訪れたときは玉ねぎの収穫の時期で小屋にはたくさんの玉ねぎがぶら下がっていた。

そんな淡路島にソウルフードと呼ばれる食べ物があった。それは、牛丼! いまや国民食といっても過言ではない牛丼を淡路島全体がプッシュしているのだ。淡路島牛丼プロジェクトを立ち上げ、50軒の店が加盟。盛り上がっているのである。淡路島牛丼は淡路島名産の「牛肉」「玉ねぎ」「お米」を使っていることが条件。牛丼大好き人間の僕としては、これは食べない訳にはいかない、てなわけで早速、淡路島へ向かった。

西海岸線
西海岸線をひた走る。夕方になると行き交う車も激減、まさに道を独り占め。

まずは道の駅で淡路島観光協会が発行する牛丼店ガイドを入手。おいしそうな牛丼の写真がズラッと並んでいる。地図を見ると店は淡路島全土に点在しているよう。まずは値段を1000円以下に設定、バラエティに富んだ牛丼の中から、まさに王道と言う感じの、めん処「喜多野」といううどん屋が作る牛丼を選んだ。単品で750円という値段と昆布、いりこ、鰹節の関西風のダシがベースというところに引かれたのだ。明石海峡大橋の下から淡路島を南北に走る国道28号に乗って「喜多野」のある南部の南あわじ市へ向かった。

>喜多野
喜多野はシンプルな店構え。夏だけ季節限定のはも天丼セットもおすすめです。

瀬戸内海から吹き付ける潮風が気持ちいい。流れる風景が南国風の海岸線、ローカルな町並み、畑と水田が広がる田園と表情を変える。やっぱり淡路島はバイクツーリングには最高の場所だと感じる。もうそろそろだと思い、気を付けながら走っていると、白い建物に「喜多野」という文字が目に止まった。

淡路島牛丼にうどんが付いたセット
淡路島牛丼にうどんが付いたセット。サラダ、漬物が付いて1000円は安い。
国道和牛を使った牛丼247号
和牛を使った牛丼は肉が柔らかく口の中でとろけそう。玉ねぎも甘かった。

見た目は普通のうどん屋さん。店内も落ち着いた雰囲気だ。メニューを入ると牛丼は750円でこれにうどんと漬物、サラダが付いたセットが1000円となっていた。ハラペコの僕は、もちろんお得なセットを注文した。

満足そうな顔
我ながら満足そうな顔をしている。旅先でおいしい料理に出会えると喜びも倍増。

10分ほど待つと出てきた。おおっ、これはおいしそう。肉と玉ねぎがたっぷり載っている、口に入れるとどちらもボリュームがあり柔らかい。淡路牛は和牛らしい柔らか味があり、玉ねぎも甘い。そしてダシがよく染み込んでいる。このダシがうどんダシ汁がベースになっているためしつこくなく食べやすい。牛丼と言えば濃い味というイメージがあるが、ここの牛丼はあっさり食べることができる。セットで付いてるうどんも、ダシは関西風、麺も適度にコシがある。こんなにおいしい物が一緒に食べられるなんてシアワセ、食いしん坊の僕にはピッタリのメニューだった。

きれいな海
きれいな海にため息を付いた。淡路島の旅では短時間で大自然を満喫した。

淡路島牛丼プロジェクト公認の牛丼には一般的な牛丼から、焼き肉を載せた丼、ステーキ丼、野菜や海の幸を組み合わせた牛丼、女性向けのヘルシー志向の牛丼までありとあらゆる牛丼があった。和牛なので1000円〜1500円が中心と安くないが、ファストフードとは全く違う牛丼を味わうことができる。ぜひ一度、メイドインジャパン、メイドイン淡路島の牛丼を食べてみよう。

大鳴門橋
ガラス越しに大鳴門橋を撮影。橋には歩道があり海峡を間近に見ることができる。

お腹が一杯になると淡路島の西端にある大鳴門橋へ向かった。国道からさらに西へ向かうと突き当たりは「道の駅うずしお」になっていた。展望台に出ると巨大な橋が目に飛び込んでくる、下は激しく渦が巻く鳴門海峡、橋を挟んだ反対側は徳島県。そう、ここが県境なのだ。ダイナミックな風景を満喫すると、西海岸線を走る県道「淡路サンセットライン」を使って北上した。走っている途中で日が大きく傾き、ゆっくりと海に夕日が沈んで行く。名前の通り美しい夕日を静かに眺める。食と目で淡路島を満喫する最高の旅となった。

明石海峡大橋
明石海峡大橋の夜景は美しかった。またひとつ忘れられない風景が増えた。

かんいち的採点表

あじ:

ボリューム:

値段:

淡路島牛丼セット 1,000円(税込)

~今回の旅ごはんinfo~

「めん処・喜多野」
住所:兵庫県南あわじ市神代国衙1688-2
TEL: 0799-42-7758
定休日:第1・3木曜日

「めん処・喜多野」

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