ヤマハ V-MAXトライクのトップ
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  1969年から1979年にかけて『週刊少年キング』(少年画報社)で連載された『ワイルド7』。バイクと銃を操る、その名の通りワイルドな男達を描いた作品であり、2011年12月に同タイトルで映画版も公開されている。その映画版『ワイルド7』劇中に登場するバイクの中で最も迫力があると言える、俳優平山祐介さん演じるヘボピーの愛機こそが今回紹介するヤマハV-MAXトライクだ。

  このV-MAXトライクを製作したのは、V-MAXはもちろん他車種でのトライク製作も得意とする埼玉県川口市のジェイピートレーディングさん。お話を伺った店長の岩田氏が「自分でも惚れ惚れしますよ」と語る迫力をさっそく紹介しよう。

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何度も振り返ってしまう驚きの迫力

何度も振り返ってしまう驚きの迫力

  「映画の撮影中に動かなくなったりでもしたら大変ですからね」と、まるで子供が転んだら大変だというように語る岩田氏。過激なスタントも多い映画の長期間にわたる撮影に耐えられるように、依頼されたデザインだけでなくエンジンにも神経を使ったという。各部を降ろしてオーバーホール、また降ろしてオーバーホールと、まさにバラバラの状態から組み上げたそうだ。

国道から見える紹介ボード

国道から見える紹介ボード

  また岩田氏の思いの詰まったこのV-MAXトライクには、過酷な撮影をやり遂げた軌跡を見ることができる。映画の冒頭、大型トレーラーからバイクが続々と飛び出すシーンがある。V-MAXトライクは他のバイクと違いリアには極太タイヤもあってかなりの重量だが、見事にやってみせた。華麗なジャンプシーンに心を魅せられた人も多いだろう。このシーンでV-MAXトライクはフルバンプし、マフラーにはシャフトと当たって凹んだ部分があり、シャフトには塗料が剥がれた跡が残されている。

最も迫力を感じられるリアビュー

最も迫力を感じられるリアビュー

  なんと言っても、この迫力には圧倒される。その迫力の決め手となっているのは、ジェイピートレーディングさんによる完全オリジナルの4本出しマフラーと極太のリアタイヤだ。4本出しマフラーはこのV-MAXトライクのために開発・製作されたものであり、1本ずつ丁寧に溶接している。見た目で感じる迫力もさることながら、音の迫力にも圧巻される。アクセルを開けずにアイドリングだけでも響きを感じられる音は、軽い音ではなく中にこもるような太い音にするために、サイレンサーを寝かせ空気抵抗を防いでいる。

4輪車でもなかなか見かけない極太タイヤ

メルセデスベンツSLRと同じ太さの極太タイヤ

  リアタイヤの幅サイズはなんと295mm、ホイールは16インチを履く。現行V-MAXのリアタイヤは200mmであるから約1.5倍ワイドになっている。製作を進めていく中で映画制作会社の担当者より「リアタイヤをあと5mm内側に入れて欲しい」などと言われ、試行錯誤を何度も繰り返し微調整を行ったという。そんなこだわりのリアビューを支えているのは、ジェイピートレーディングさんオリジナルのプロペラシャフトだ。純正の17mmシャフトからオリジナルの25mmへサイズアップ。強度を増すことによって安全性を向上させている。

隙間のない美しいV型エンジン

隙間のない美しいV型エンジン

  2度見、3度見してしまうこと間違いなし、どこから見てもド迫力のこのV-MAXトライク。意外に感じるかもしれないがエンジンは特にいじっていなく、丁寧なオーバーホールで撮影に臨んだ。外見は大きく変化し重量もエンジンへの負担も大きいだろうが、撮影時に時速120〜130kmは難なく出たそうだ。国内仕様のためVブーストは装備されていないが、そうは言ってもV-MAX。98馬力のパワーを証明している。

  リアビューの迫力に圧倒されるこのV-MAXトライクであるが、タイヤの極太さを強調してるのがフェンダーレス化だろう。リアフェンダーが取り外されていることによってすっきりし、他のものが目に入らないのでタイヤの太さに自然と目がいく。

  警察官が乗るバイクといえば一般的には白バイを思い浮かべるだろうが、このV-MAXトライクも劇中では警察官が乗るバイク。警察車両であるからオリジナルのパトライトが付いている。フェンダーレス化もパトライトも映画撮影仕様であり、今後ジェイピートレーディングさんによって市販化される時には、リアフェンダーが装着され、パトライトも上から覆えるようにしていくとのことなので安心して欲しい。また消音対策としてはバッフルを装着とのこと。ストリートでは適度に排圧がかかり低中速回転域のトルクが増大するため乗りやすい仕様となっている。

  シルバーのタンクと赤いシートは、『ワイルド7』の劇中に登場した7台のバイクに共通する外装だ。タンクには『ワイルド7』ファンには堪らないであろう、ワイルド7のメンバーである証のバッファローマークもある。原作ではワイルド7メンバーが乗るバイクのフロントフェンダーとヘルメットにあるが、劇中ではヘルメット、フロントフェンダー共に確認することができなかっただけに、タンクのバッファローマークは嬉しい発見だ。

  走っている時の爽快感、周りの視線を独占する満足感、いつでも眺められる所有感、このV-MAXトライクならばそれらを満たしてくれることは確実だろう。「国道沿いにあるから目に留まるみたいですね。何度も通るうちに忘れられなくなってしまうのか、ショップまで足を運んでくださる方もいますよ。トライク屋さんがここにあるという、看板になっています」と店長の岩田氏は語ってくれた。このV-MAXトライクをひとめ見に国道122号をツーリングのルートにしてみてはどうだろうか。

  このV-MAXトライクは実際の映画撮影に使われたもので、岩田氏の思い入れも一層である。そんなプレミアものとも言えるこのV-MAXトライクはBBBで販売されているので、ぜひジェイピートレーディングさんのショップページを覗いて欲しい。

  また4本出しマフラーや極太リアタイヤ、カラーリングなどを忠実に再現した「ワイルド7仕様」を台数限定で発売する予定とのことだ。興味のある人はぜひジェイピートレーディングさんに問い合せてみてはどうだろうか。

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埼玉県川口市にお店を構えるジェイピートレーディング。首都高速川口線、外環自動車道、東北自動車道が交差する川口JCTが目の前に見える距離にあり、いずれもICからは非常に近い。V-MAXをはじめとしたトライクの製作を得意としているほか、旧車のレストアも長年手がけている。トライクは常に在庫があり、試乗車も用意している。トライク購入を迷っている人には、ぜひ足を運んでみて欲しい。

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