BBB MAGAZINE

  • MotorCycleDays

    2019.04.19 / Vol.68

    特別編:旅人目線で歩いた「東京モーターサイクルショー散歩雑記」

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3月23日、久しぶりに行ってきました、世界中のバイクが一同に集まる日本最大のモーターサイクルイベント「東京モーターサイクルショー」。今年で46回目を迎えた歴史あるバイクのお祭り。開催場所は各種イベント等でおなじみの東京ビックサイト。今年はどんなバイクに出会えるのか!?楽しみです。最新情報など詳細紹介はほかがやっているので、いつものように僕流の「バイクツーリング」という視点にギュッと絞って、散歩気分でショーを散策してみたいと思います。では出発!

01.国際展示場前

りんかい線の国際展示場前

土曜日の午前10時過ぎ。りんかい線の「国際展示場前」に到着。改札を抜けて外に出ると風がキーンと冷たい。ここ数日は春の陽気で温かかったが、昨晩から急激に冷え込み今朝は10度を下回る寒さ。まるで冬のよう。こんな気温だし、今年は人が少ないのかも...と勝手に思っていたが、東京ビックサイトへ向かって歩く人は意外と多いよう。

02.第46回東京モーターサイクルショー

第46回東京モーターサイクルショーの看板

東京ビックサイトでは催し物が同期間にいくつか行われている。流れに沿って歩いていたら間違えてアニメ系のイベント「AnimeJapan 2019」の方向へ向かっていたことがわかり、慌てて方向転換をした。「なんだか年齢層が低いなと思ったんだよ~(笑)」よく見ると、人の流れは途中から完全に若者はアニメ、おじさんはバイクと分かれていた。わかりやすいな。僕はもちろん、おじさんの波に流されます(笑)

03.ホンダ コーナー

新色のカブC125

「西3ホールは空いているのですぐに入場できますよ~」案内人の言葉を素直に受け取り、上りのエスカレーターに乗って3階へ。ちなみに入場料(当日券)は1600円也。とりあえずホンダへ向かう。CBやCBR系が人気が高く人が多い、ホンダの王道だからね。人をかき分け進んで行くと、ほのぼのとした空気を纏うカブのコーナーに到着した。新色のカブC125はクラシックなスタイルにマッチしていていい感じ。これ欲しい(笑)

04.カブストリート

新しいカブストリートはシックなブルー

僕はスーパーカブとリトルカブを合わせ17万キロもカブで走っているので愛着がある。去年が60周年だったのでバイク雑誌のMOTONAVIやグッズ系雑誌モノマガジンなどで記事を書いたり、インタビューを受けたり、少しだけ忙しかった。新しいカブストリートはシックなブルー。大人が乗っても違和感がなさそうだ。よく見るとサイドカバーやキャリア、エンジンなど各所もブラックに変更されている、これまた新しいカブユーザーが増えそうだ。
https://www.honda.co.jp/motor/

05.CB750FOUR

参考出品車として展示されていたCB750FOUR

新車ではないが、改めていいバイクだなと思ったのが参考出品車として展示されていたドリームCB750FOUR。昔から大きなバイクにはあまり興味がなく、ドリームの存在も一応知っていたのだが乗りたいと思ったことは一度もなかった。それなのにいま見ると、とても味があり、いいバイクだなと感じる。不思議なものだ。こんなバイクに荷物をたくさん載せて北海道を走ったら気持ちがいいだろうなぁ、そんな妄想を膨らんだ。

06.ドゥカティ コーナー

ドゥカティのスクランブラー

もう一つ馴染みがあるのがドゥカティのスクランブラー。2016~2017年に長期間ドゥカティから借りていたことがあるのだ。個人的に好きなので、別のシリーズはスルーして(スミマセン!)スクランブラーのコーナーへ。1100スペシャルやカフェレーサーなど新しいスタイルが目を引くが、ロングツーリングならやはりオフ車仕様のデザートがピッタリだ。アップマフラー、アップフェンダーがワイルド。砂埃を舞い上げながらサハラ砂漠を疾走する!男のロマンだよね~。
https://www.ducati.com/jp/ja/home

07.SWM コーナー

SWMコーナー

気になるブランドのひとつが1971年創業のイタリアのSWM。排気量125cc~400ccと小中排気量が中心で価格も抑えめ。マフラーの取り回しやタンクのエンブレム、ヘッドライト回りなどのデザインもイタリアらしく、とてもオシャレなのだ。ツーリングという視点で見ても荷物を積んだスタイルを想像すると胸がワクワクする。最新バイクなのに、古いバイクのノスタルジー感も兼ね備えている。イタリア人の美学を感じるモデルなのである。
https://www.swm-motorcycles.jp/

08.カワサキ コーナー

カワサキのVERSYS1000SE

下りエスカレーターで西1.2ホールへ。こちらは広くて人も多い。最初に目に入ったのがカワサキだが、カワサキ車はこれまで数回しか乗ったことがない(笑)。カワサキ車で ロングツーリングを考えたらVERSYS1000SEがベストだろう。トリプルケース・バックレストパッド・フロントアクスルスライダー・フレームスライダー・フォグランプなどを装備した車両が展示されていたが、このバイクにタンデムでアフリカ大陸縦断をしてみたいなぁ
https://www.kawasaki-motors.com/

09.ヤマハ コーナー

ヤマハのトリシティ

ヤマハで一番気になるのはトリシティ。2年前に取材で乗ったが、その時の3輪バイク独特の走行感覚が今も忘れられない。実際にトリシティでロングツーリングしている人に何人か出会った。次にバイクで世界一周をするならトリシティが第一候補。展示車はオリジナルのカラーリングがいい感じだし、ハイスクリーン、ナックルバイザーなどもツーリングの味方になりそう。トリシティの250ccを屋根付きを出してくれたら、理想的なんだけどなぁ。それが僕の秘かな願いです(笑)
https://www.yamaha-motor.co.jp/

10.ロイヤルエンフィールド コーナー

ロイヤルエンフィールドコーナー1

同じように数年前に取材で乗ったことがあるロイヤルエンフィールド。1泊2日で秩父地方とわたらせ渓谷をツーリングした。単気筒エンジンでトコトコと走る感じで、スピードを出さなくても楽しめるバイクだった。それからデザインがクラシカルでいいんだよね。ヘッド周り、リア、エンジン、タンク、シート、どこから見ても趣がある。ここまでクラシックを貫いているバイクは少ないと思う。

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