BBB MAGAZINE

  • プロトモスピーダ

    2011.05.07 / Vol.25

    ついにその時がきた! 完成、プロトモスピーダ!!

CREDIT

完成への道!
未完成部分はサイドシュラウド

フロントホイールカバーまで作った状態から、一気に完成まで仕上げていきます。未完成部分はサイドシュラウドです。Vol.08で最初に作ったパーツなのですが、車体のデザインに合わせてあらためて作り直すことにしました。

サイドシュラウド再製作

デザイン的にアッパーカウルとアンダーカウルとのツジツマを合わせたいという理由もあり、以前作ったサイドシュラウドよりもっとボリュームのある形状に作り直すことにします。

最初に作ったものに手を加えてどうにかできないかとも思いましたが「全面的に作り変えた方が早い」という結果に。スタイロフォームである程度の形状を試作(左側)して、発泡ウレタンボードを使って原型(右側)を作ります。

サンドペーパーを当てて形状を削りだして行きます。もちろん、左右共に同じものを製作します。ラジエーターのガードと共に、イン→アウトレットダクトとしての機能を持たせてあります。

原型の上からFRPを張っていく。内側の原型となった発泡ウレタンボードはFRPが硬化したら崩して取り出します。

サイドシュラウド仮完成!

不要部分とダクトの穴をサンダーでカットしたものがこちら。とてもバイクパーツとは思えないような物体が出来上がりましたね。さて、車体から外装を取り外して、今まで製作してきた各パーツの最終仕上げに入ります!

アンダーカウルメス型製作

パテが多大に付けられて造形されたアンダーカウルは、原型のままではかなりの重量が・・・。そこでアンダーカウルはメス型を製作することにしました。

今まで作り上げた原型にFRPを張っていきメス型を作っていきます。まずは片面だけにFRPを張って硬化を待ってから、もう片面にもFRPを張っていきます。

アンダーカウルのメス型の完成!

アンダーカウルのメス型の完成! これがあれば製品としても遜色ないアンダーカウルを抜くことが出来ます!

アンダーカウル完成!
アンダーカウル完成!

とりあえず黒ゲルでアンダーカウルを抜きました。B-Kingならボルトオン装着も可能なので、少し変わったパーツをお好みのB-Kingユーザーならば、これは気になる逸品ではないでしょうか!

メーターバイザー製作

メーターをノーマルよりも高い位置にマウントにしているため、メーターの前側がなんか寂しい。そこでメーターの前側を隠せるようなバイザー的パーツを作っていたのですが、これを更に加工していくことにしました。

最初に作った状態よりも長く、そして表面の起伏を大きく作り直していきます。サイドシュラウドにも更に手を入れて、なんとバックミラーが格納できるような形状に追加工! マフラーエンド部分の試作も始めていて・・・とまあ、全てが同時進行ですね。

メーターバイザー完成!
メーターバイザー完成!

隆起させた形状がお分かりいただけるでしょうか。最初のペタッとした印象からかなりディテールアップできました!

シートカウルに造形追加

シート下マフラーによる熱を効率良く逃がそうということで、シートカウル上面にアウトレットダクトを作ることにしました。

そしてシートエンドにはテールランプを埋め込むための造形も作っていきます。こういった細かい作業は地味ですが、かなりの時間が取られてしまうんです・・・。

テールランプにはスクーター用のハイマウントストップランプを2つ使用することで、今まで見たことのないようなシルエットを作り出します。2本のマフラーの間にも熱逃がしのためのダクトを作ることにしました・・・といっても、網をつけるためのマウントパーツを作らなければならず、これまた製作パーツが増えてしまいました。

ボール紙をメス型にしてFRPを張ります。こんな些細なパーツですが、あるとないでは完成時の作り込みが大違いになるでしょう。

テールエンドダクトマウント完成!

テールエンドダクトのマウントパーツも完成。シートカウル上面のアウトテイクの形状は、ファニーズ川口さんがかなり凝った形を創作してくれました。自信作です!

マフラーエンド製作

マフラーエンドはかなり前の段階からベンツ用のマフラーエンドを付けようという構想がありましたが、どうせこれもなら造形してしまおうということに!

まずはステンレスのマフラーエンドをメス型の原型にします。この上からFRPを張っていくのですが、その時に硬化すると透明になる素材を使ってみることにしました。

マフラーエンド完成!

クリア、オレンジ、カーボンの3種を試作。これの内側にLEDを入れて光らせれば、マフラーエンドがウインカーになってしまうというワケですよ! 画期的! 試しにカーボンタイプにオレンジのLEDを内側に入れて光らせてみましたが、これがまた予想以上に明るい! カーボンが透ける部分は内側から塗装をして透けないようにすることにしますよ。

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