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    2016.05.23 / Vol.33

    高速道路&各SAPA停車の旅...その②

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    藤原かんいち

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    藤原かんいち

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    DRAGSTAR1100CLASSIC

高速道路&各SAPA停車の旅...その②(vol33)

藤原さんとDRAGSTAR1100CLASSIC

これまで数えきれない数の旅をしてきた中で異彩を放つ旅が「高速道路全線走破(沖縄を除く)&各SAPA停車の旅」だ。日本の高速道路を全線走って、さらにSAPAも全部めぐっちゃおうという、日本を舞台にした壮大な旅。きっかけは「鉄子の旅(小学館)」という漫画本を読んだこと。その漫画の主人公がスゴイ人で、何と日本の鉄道全線の駅下車を果たしたというのだ。

それを知った僕は、それならそのバイク版をやってみようと思い立ち、日本の道を走り尽くす旅を計画した。まずは高速道路から制覇!ということでこの旅をスタートした。2007年の旅だが、雑誌やWEB連載では未発表、記録や情報としてではなく、高速の旅行記として楽しんでもらえたら嬉しい。

1.今回は山梨県甲府からスタート!

山梨県甲府からスタート
今回は山梨県甲府からスタート!

初日の夜、甲府市内のビジネスホテルで眠りについたときには午前3時を過ぎていた。かなりのハードワークだったのに、予定の半分しか進めなかったことに焦りを感じる。実際、全てのSAPAに止まって、設備の写真を撮ったり、名物を食べたりしていると、かなり時間がかかることがわかった。卓上の理論と実際の現場とのギャップ。60日で56本の高速を走る予定だが、こんな調子で本当にできるのか?? 前途多難、いきなり暗雲が立ち込める。

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諏訪湖SA下りには温泉がある
諏訪湖SA下りには温泉がある

そんなわけで2日目は完全に寝不足。眠い目をこすりながらホテルを出発した。だが、10分ほど走ったところでホテルに忘れ物をしたこと思い出し、あわててUターンをした。大丈夫か?(笑。)さらに中央道に入った途端、雨が降り始めた。まさに泣きっ面にハチという感じだ。

諏訪湖SA(下り):長野県岡谷市湊、字 方 久保 道上 461-1 [GoogleMap]

小黒川PA下りで食べたローメン
小黒川PA下りで食べたローメン

土砂降りの中を激走。双葉JCTから中部横断道へ入ると、いきなり対向2車線になる。中央分離帯もなくオレンジのポールが並ぶだけ「これで高速?」という感じ、一般道路とほとんど変わらないことに驚く。交通量も少なく、すれ違った車は16台だけ。 終点から折り返し、そして再び中央高速に入り西へ向かう。少し眠くなってきたので睡魔を飛ばすためウルフルズの"バンザイ~好きでよかった~"を大声で歌う。「バンザイ、君を好きでよかった~♪」タンデムシートのヒロコに聞こえるだろうか?

小黒川PA(下り):長野県伊那市西町、269-7 [GoogleMap]

高速料金所
高速料金所から一日が始まる

飯田あたりから牧場や動物園のような匂いが漂い始める、どうやら酪農地帯に入ったようだ。こんな風に自然の変化をダイレクトに感じられるのがバイクのいいところ。 もう少しで土岐JCTの数キロ手前、走行車線を走っていると、前の前の車がいきなり車線変更をした。「どうした?」と思っていると、続けて前の車が路肩にハンドルを切った。「えええっ!?」次の瞬間、道に落ちているトラックの幌が視界に飛び込んでくる! 僕もあわてて車線変更。ああ、やばかった。しかし、あの状態じゃ、いつ事故が起こってもおかしくないぞ。

2.長野道へ入って行く

長野道へ入って行く

岡谷JCTから長野道に入る。標高が高くなってきたのか、寒さで指先が痺れてきた。4月下旬だというのに昼間でも10度以下。予想外の寒さに鼻水が止まらない(笑)。 黒姫野尻湖PAに入ると、近くの山に雪が積もっていた。どう見ても最近降った雪。見ていると余計に寒くなってきた。上越JCTから北陸道へ入ると、日本海が見えてきた! 曇り空だが水平線が見える、やっぱり海は気持ちがいい。SAPAは中央道に比べると長野道、北陸道は施設が小さく、内容もシンプルだった。ゴミ箱を設置していなかったり、入口がタッチ式の自動ドアになったり、同じSAPAでも路線によって違っていることがわかった。

5日目。初めての快晴。それだけでテンションが上がる。道は都会、平野、田舎町、海岸線、峠道と変化に富んでいるので飽きない。米原JCTで北陸道は終わり、一度インターを降りると下り線に入り、新潟方面へ向かう。

尼御前SA上りのバイク駐車場は純日本風
尼御前SA上りのバイク駐車場は純日本風

敦賀市内のホテルで宿泊した翌朝、昨日降りたインターへ向かうが見つからない。バイクを運転しながら「いいから来た道を戻ろうよ」「いや、コッチだよ、きっと!」「頑固だなぁ...」夫婦喧嘩になる。ナビやスマホがあれば迷うこともないのだが、あの頃は使っていなかったんだよね。 南条SAで"へしこ茶漬け"なるものを発見。若狭地方の保存食、鯖のへしこがご飯の上にのっていて、だし汁をかけて食べるのだが、魚の旨みがギュッと詰まっていておいしかった。まだまだ、知らない料理がたくさんある。

尼御前SA(上り):石川県加賀市、美岬町ナ48番地外 [GoogleMap]

南条SA下りで食べたへしこ茶漬け
南条SA下りで食べたへしこ茶漬け

小矢部砺波JCTから東海北陸道へ。徐々に山が深くなり、長いトンネルが連続するようになる。やっと出たと思ったら、すぐに次のトンネル。よくこんな厳しい山の中に高速を通したものだと感心する。07年は白川郷から先は未開通だった。せっかく近くまで来たので白川郷へ行ってみるが、観光客の数に圧倒される。とても落ち着いて見学できる雰囲気ではないので、ちらっと見ただけで、すぐ高速に引き返した。

南条SA(下り):福井県南条郡、南越前町上野78-8 [GoogleMap]

トンネルが連続する東海北陸道
トンネルが連続する東海北陸道

7日目は朝から雨。富山ICから北陸道に入り東へ向かう。日本海海岸の難所"親知らず子知らず"が近づくとトンネルが多くなる。トンネルとトンネルの間で少しだけ見える風景を楽しみにしながら、進んで行く。おそらく日本の高速の中でこのエリアが一番トンネルが多いのではないだろうか? それにしても日本のトンネル工事技術は目を見張るものがある。

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