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    2016.08.01 / Vol.35

    高速道路&各SAPA停車の旅...その④

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高速道路&各SAPA停車の旅...その④(vol35)(SA=サービスエリア、PA=パーキングエリア)

DSC11走行中
藤原夫妻
DSC11と藤原さん

鉄道マニアの日本の鉄道全駅下車の旅をきっかけに始めたバイクチャレンジ。「高速道路全線走破(沖縄を除く)&各SAPA停車の旅2007」。サービスエリアの入り口を見落とし、大回りする羽目になったり。パソコンの入ったザックをパーキングエリアに忘れたことに気が付き、大急ぎで引き返したり、様々なトラブル!?を乗り越え、東日本エリアの高速道路とSAPAをほぼ制覇。今回からは西日本の旅、各SAPAで食べたグルメなども紹介しながら、その様子をお伝えします!

1.5月27日。西の旅がスタートする。

西日本の旅がスタート
いよいよ西日本の旅がスタートする!

東関東自動車道、新空港自動車道、館山自動車道・東京湾アクアラインなどを都内近郊の高速を走破した後、帰宅。自宅に4泊したのだが1万キロ近く走ったバイクを整備に出したり、原稿をまとめたり、やるべきことが山ほどあり、休む暇はほとんどなかった。眠っていてもサービスエリアの中を駆けまわる夢を見るほど、もう完全に高速道路病になっていた。

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富士川SA
富士川SA下から富士山を眺める

5月27日。西の旅がスタートする。東名道を西へ。たくさんの人と車で賑わう、華やかな海老名SA(下)、次の中井PA(下)は打って変わってとても静か。周りの自然もグッと深くなる。大自然に囲まれた小さな鮎沢PA(下)。大型の施設で各広場、レストラン、コンビニ、スタバ、薬局、浴場まで備える足柄SA。名水が湧く駒門PA(下)。アットホームな愛鷹PA(下)。絶景の富士山が展望できる富士川SA(下)。目の前に海が広がる由比PA(下)など...東名道は個性豊かなSAPAが多く、飽きることがなかった。

海老名SA(下り):神奈川県海老名市大谷南5丁目2−2−1 [GoogleMap]
中井PA(下り):神奈川県足柄上郡、中井町 [GoogleMap]
鮎沢PA(下り): 神奈川県足柄上郡山北町谷ケ822 [GoogleMap]
足柄SA(下り):静岡県御殿場市深沢1801−1 [GoogleMap]
駒門PA(下り):静岡県御殿場市駒門608−1 [GoogleMap]
愛鷹PA(下り):静岡県沼津市宮本49−11 [GoogleMap]
富士川SA(下り):静岡県富士市、岩淵字舟山1224番地 [GoogleMap]
由比PA(下り):静岡県静岡市清水区由比西倉澤、山下858番地1先 [GoogleMap]

大観覧車がある刈谷PA下
大観覧車がランドマークになっている刈谷PA下
湾岸長島PA上で足湯
湾岸長島PA上で足湯に浸かり、疲れをいやした

東名道は交通量が多く、トレーラーやトラックもかなり飛ばしている。それも半渋滞の状態なのに100km以上の猛スピード。安全な車間距離など、あったものではない。どのトレーラー、トラックも仕事のノルマをこなすために必死なのだろう。
豊田JCTから名古屋の南部を横断する伊勢湾岸道へ。片側3車線、広々としていて気持ちがいい。工業地帯を眺めながら、川をいくつも越えて行く。刈谷PA(下)は大観覧車が回り、湾岸長島PA(下)は高速道を挟んだ反対側に「ナガシマスパーランド」と、これまでとは一味違うPAが続く。湾岸長島PA(下・上)には「足湯」があり、ヒロコが嬉しそうな顔で浸かっていた。こんな風に楽しめるSAPAがもっと増えるといいな。

刈谷PA(下り):愛知県刈谷市東境町吉野 [GoogleMap]
湾岸長島PA(下り):三重県桑名市長島町松蔭393−2 [GoogleMap]

2.最低限のマナーくらいは守ってほしいと思う。

飛騨清見IC
当時の東海北陸道の終点は飛騨清見ICだった

伊勢道の多気PA(上)に入ると、トイレがあるだけのシンプルなPAだが、悲しいほどゴミが散乱していた。コンビニ袋に入れたゴミを誰かが置いて行ったらしく、それを見つけたカラスが食べたらしい。最低限のマナーくらいは守ってほしいと思う。

多気PA(上り):三重県多気郡多気町大字野中 [GoogleMap]

高速道路の標高日本一の看板
高速道路の標高日本一の看板発見

東名阪道に入ると車がどっと激増、同時に追い越しバトルが始まり、落ち着かなくなった。名神道に入ると今度は運悪く事故渋滞に巻き込まれた。2km進むのに1時間。これでは何時間かかるかわからないので、仕方なく中央道、東海環状、東海北陸と高速を繋いでグルッと大きく迂回。予約していた一宮のホテルに着いた時には夜の9時を過ぎていた。疲れはピークで、ブログをアップすると気を失うように眠った。

ひるがの高原SA上り
ひるがの高原SA上り

一宮から東海北陸道へ向かう。当時、白川郷IC~飛騨清見ICの間(約30km)は未完成。飛騨清見ICを出ると、すぐまた高速に引き返した。こんな人は他にいないので、知らない人が見たら何だ?と思うだろう。 ひるがの高原SA(上)から20分ぐらい走ると、陸橋に「高速道路の標高日本一・海抜1085m」の文字が現れる。「へえ~、ここが一番高いんだ」東海北陸道にあるのは、ちょっと意外だった。ということは近くになる「ひるがの高原SA」が日本一高い場所にあるSAになるのかな?

ひるがの高原SA(上り):岐阜県郡上市、高鷲町鷲見5414-38 [GoogleMap]

養老SA下で食べた速弁
養老SA下で食べた速弁

名神道を西へ。SAPAをひとつひとつ巡っていると、いろんなことがわかってくる。面白いのが名物牛肉で、東名阪の南部や伊勢道沿線は「松阪牛」。東海北陸道は「飛騨牛」。関が原を越えて関西に入る「松江牛」になる。それぞれの地域との結びつきが見えてくるのが面白い。もう一つの発見がきつねうどんの値段。小さなPAは380円前後なのに、大きなSAへ行くと500円近くに跳ね上がる。味も内容も大して変わらないのに(逆にPAの方がおいしい場合もある)場所代ということか? 定食なども同じ傾向にあるので、昼ごはんを安く食べたい人は、PAがおすすめです。

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