BBB MAGAZINE

  • 全国「旅ごはん!」バイク紀行

    2011.01.25 / Vol.13

    高田の馬場のにゅうめん(兵庫県姫路市)

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    藤原かんいち

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    藤原かんいち

    • バイク

    リトルカブ

日本一短い国道
神戸にある日本一短い国道。その長さ187m。一瞬で全走破してしまいます。

一昨年の春から僕は原付のリトルカブで日本にある国道全線を走破する旅を続けている。原付で走れない区間を除いて全部走る予定なので、一体何年かかるかわからない、途方もない旅だ。ところで現在、日本に国道が何本あるか知ってますか? 1号から507 号まであるのだが、59号〜100号、109号、110号、111号、214号、215号、216号が欠番のため実在するのは459本となっている。結構な数だ。

この旅では同時に道の駅も全部訪問する計画なのだが、こちらは毎年増えていて、スタート当時(2009年)900駅だったのが現在952駅に増えている。いくら走ってもドンドン増え続けているので、なかなか追いつかない。簡単にできるのではつまらないけど、とんでもない旅を始めてしまったことを実感する、今日この頃なのである。

中国勝山
中国勝山の古い家並みを走っていると、昔へタイムスリップした気分になる。

そんな訳で、今日もリトルカブに乗って日本のどこかの国道をウロウロ走り回っている。もちろん走っているばかりじゃなくて、バイクを降りて大自然の中を歩くし、有名な神社やお寺、城も訪ねる。もちろん土地のおいしいモノにも目がない。結局、自分がそこに好奇心を感じればそこへ向かって行く、それが僕の旅のスタイルなのだ。

姫路城
堂々と聳える姫路城、日本の城郭建築を代表する建造物。惚れ惚れする美しさ。

神戸から西へ向かっている途中、姫路に立ち寄った。姫路といえば姫路城が有名。江戸時代に建設されたお城で、国宝の天守閣等が現存している貴重な近世城郭。世界遺産にも登録されている日本を代表するお城のひとつだ。せっかく近くまで来たので見学することにした。迷路のような通路をクネクネと歩き、狭く急勾配の階段をいくつか登ると、ようやく天守閣最上階に辿り着く。視線を窓の外に向けると絶景の眺めで、眼下には緑の林や街並みが広がっていた。

姫路城
大空襲では奇跡的に炎上を免れた姫路城の最上階には神社が祀られている。

たまにはバイクを離れて、こんな風に歴史の建造物に触れるのもいいもんだな…などとつぶやきながら、バイクを止めてある大手前公園へ歩いて行く。バス通りに沿ってお屋敷風の建物の土産・食事処屋が並んでいる。丁度お昼時ということもありたくさんの観光客で賑わっている。

神戸タワー
ライトアップされた神戸タワーの前でひと休み。さあ今日はどこまで走ろうか。

お腹も空いたし何か食べようかな…と思い店内を覗くと、にゅうめんの文字。そういえばうどん、ラーメン、そばはよく食べるけど、にゅうめんはあまり食べたことないなぁ。観光地のお店なので味的に心配、少し気乗りがしなかったが、地元兵庫県の名産品、手延べ素麺で有名な揖保の糸を使ったにゅうめんならば食べる価値があるかも。さらに姫路おでんというのも気になるので、この2つがセットになっているメニューを注文した。

姫路城
店は明るくオープンな雰囲気。観光地のおみやげ屋の中にある庶民的な食堂だ。

出てきた、にゅうめんの上にはとろろ昆布、かまぼこ、玉子、ネギと最小限の具材が載っているだけ。とてもシンプルな内容だ。その下に沈んでいる素麺は白く艶々に光っていて、見るからにもおいしそう。

揖保の糸のにゅうめんとおでん
揖保の糸のにゅうめんとおでん2品、いかなごのくぎ煮。これで850円です!
中華ちらし
この輝きが手延べ素麺の魅力。さっぱりしているのでもう一杯行けそうだった。

「いただきます!」。ツルリッ。「うまい!」。出汁は関西らしく薄味だが、麺と出汁のバランスが丁度良くとても食べやすい。麺ものどごしが気持ちよくドンドン胃袋へ吸い込まれて行く。揖保の糸が持っている麺のコシが、にゅうめんになってもそのまま生きていて、予想以上においしかった。おでんも具に出汁が染み込んでいて絶品。思わぬところで新しい食との出会い、顔がニコニコと綻んだ。

河原でキャンプ
河原でキャンプ。朝起きると川に白い霧がかかり幻想的な風景になっていた。

「どんなところに出会いが待っているかわからないなぁ…」と思いながらバイクに戻り、出発の準備をしていると、同じカブがすぐ隣りに止まった。若い青年がヘルメットを取るなり「藤原さんですか?」と声をかけてきたのでビックリ。どうやら僕のことを知っているらしい。話をすると僕のブログを読んでくれていて、「雰囲気が似ているのでもしかして」と思って声をかけたんですよと笑った。バイク通学で大学へ行く途中だと言う。しばらくバイク談義に花を咲かせた。さらに「どんなところに人との出会いが待っているかわからない」も実感するであった。

十勝平野
岡山県にある湯原温泉。ダムの下にある巨大な露天風呂・砂湯は超開放的。

事前にインターネットや雑誌でおいしいお店を調べて、食べに行くのも楽しいけれど、それだとこんな風に偶然の出会いや新鮮な驚きがなくなってしまうのも事実。どちらを選ぶかは自由だけど、僕はハズレたらそれはそれで思い出になるし、人と一緒に笑えるネタにもなるので、その時の直感で動くことが多い。旅ごはんではこれからも小さなことにはこだわらず、自由に食との出会いを紹介して行きます。…

瀬戸内海
穏やかな瀬戸内海、姫路から中国地方を縦断して荒々しい日本海へ辿り着いた。

かんいち的採点表

あじ:

ボリューム:

値段:

にゅうめんセット 850円(税込)

~今回の旅ごはんinfo~

高田の馬場
住所:兵庫県姫路市元町68
TEL: 079-222-2505
定休日:なし

高田の馬場

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