BBB MAGAZINE

  • 藤原かんいち電動バイク世界一周 夢大陸オーストラリア編

    2008.11.24 / Vol.37

    「北のアボリジニ達」

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    藤原かんいち

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    藤原かんいち

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    モトラ

VOL.37 「北のアボリジニ達」[夢大陸オーストラリア - 番外編 -]

ケープヨークには適当なキャンプ地がなかったので、バマガに戻ることにした。ひどいコルゲーションを走っていると...
「ババババババババババババッ...」
突然排気音が大きくなった。バックミラーを見ると、後方に何やら黒い物体が落ちている。もしかしたら...と思い後ろを見ると、オーマイガット! マフラーがないではないか。なってこったい。

パプアニューギニア
輝く青い海、水平線の向こうはパプアニューギニア

驚いたことに振動でボルトが緩み、マフラーのサイレンサーがもげ落ちていたのだ。遠くに見えた黒い物体は、なんとマフラーであった。こんなことってあり? 僕は急いでマフラーを拾いに走った。
そこだけではない、モトラの痛んでいる部分は数え切れないくらいたくさんあった。何たって一度はオイルがなくなって焼き付いているんだから。それでもまだ走れるなんて、まったく呆れるくらいスゴイバイクだよ、モトラは。
バマガ唯一のストアに戻ると、キンキンに冷えたコーラでケープヨーク到達をささやかに祝った。
ストアの前に腰を下ろすと、僻地にやって来る東洋人が珍しいのか、子供がひとりふたりと僕の元に集まり、気が付くと20人以上の子供達に囲まれていた。
そして次から次に質問の嵐。名前は? 日本ってどこ? カンフーはできる? ブルースリー知ってる? etc...息付くヒマもない。みんな素朴で好奇心が旺盛。屈託がなくホントにカワイイ。何事にも冷めている日本の子供に見せてやりたいよ。
僕はみんなの期待に応えるためオーバーアクションを交えて、必死に答えた。一緒に歌を歌ったり、日本語を教えたり。時折、ふざけたポーズをすると大爆笑。メチャクチャ楽しい時間だった。
休養を兼ね、しばらくバマガのキャンプ場に滞在することにした。
その日の夕方、3日前に会ったパースのバイクカップルが現れ、その翌々日には近藤さんも無事到着した。さらにドイツ人とスイス人ライダーもやって来て、キャンプ場は大賑わいになった。
キャンプではみんなで一緒に食事を作ったり(外国人には砂糖醤油入りの卵焼きが大好評だった)、予備のタイヤチューブに空気を入れ、浮き輪代わりにしてビーチ遊びを堪能した。

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