BBB MAGAZINE

  • ジャイロで遊ぼう

    2019.01.23 / vol.19

    ジャイロで遊ぼう ~まなかの森激走編~

CREDIT

ジャイロアップに新たに装着した10インチアルミホイール(スパンキーズ製)+ブロックパターンタイヤ。このタイヤとジャイロアップの相性をより探るために、今回は栃木県のモンキーオフロードパーク日光でテストする事としました。前回はモトクロスコースでしたので、今回は指向を変えてエンデューロコースライクなコースでテストを行います。

最初は恒例のフラットダート走行でジャイロアップと身体を温めます!

  今回のテストコースとしてセレクトしたコースは、栃木県日光市にあるモンキーオフロードパークです。ここは、オフロードバイクの試乗会をメーカーやショップが開催するなど、本格的なオフロードコースなのです。中でもエンデューロを主体としたコースレイアウトも組まれていて、冒険心をくすぐるコースでもあります。モンキーオフロードパークのセンターに位置する広場的なスペース以外のコース幅は、いわゆるシングルトラック的な部分も多いようですので、幅広タイヤを装着してさらに幅広になったジャイロアップが走れる(通れる)のかという不安も多少ありますが(笑)、チャレンジしたいと思います。
  まず最初には、山に囲まれたセンター部にある広場のようなスペースで、軽くウォームアップ走行を行います。路面にはガレた石や赤土、ウッドチップが混ざったような砂などが混じり、さまざまな路面を一度に体験できてしまいます。これだけバラエティに富んだ路面であれば、楽しい走行になること間違いありません!

比較的フラットな路面を走ってみます
コースのセンター付近にある比較的フラットな路面を走ってみます。路面は柔らかくグリップも良い状況です。かなりマシンをコジらせないとリヤを滑らせることはできませんでした。
軽量化の意味も込めてコンパネボードをカットした板を装着
スタンディングでも走ってみると、ステップボードと底部が堅いオフロードブーツの相性が悪いようでかなり滑り安定しにくいようです。通常のスニーカーやライディングブーツであれば、全然問題なく乗れていたのですが...。前回、リヤタイヤと干渉するために撤去した荷台には、軽量化の意味も込めてコンパネボードをカットした板を装着しました。ルックス的にはイマイチですので、今後要改良ですね。
リヤの安定感が凄い
シングルトラックと化しているコースを走ってみます。実はコースの両端に草が生えているだけで草の上も走ることができました。普通に走る時には、見ての通りリヤの安定感が凄いです!転ぶ気がしないのデス!(笑)
リヤが横っとびした瞬間
しかし、路面のギャップを拾ってしまうと、いきなり不安定になる場合もありますので気をつけて走行します。ちなみにこの写真は、フルスロットルの状態で小さいジャンプ台にリヤタイヤが触れた途端、リヤが横っとびした瞬間です。このとき、フロントタイヤがしっかり接地していたため、この後も何に起こらなかったかのようにリヤの暴れはすぐに収束しました。ライダーは一瞬焦りましたが(笑)

ジャイロアップで初のハプニングが発生!?急斜面を転げ落ち大パニック!!

  ちょっとしたヒルクライム的なセクションもあり、早速、チャレンジしてみます。まずは下ってみて坂の角度を体感してみます。スキー場の上級者コースくらいの(30度くらい)の傾斜でしょうか?下る時は、真っ逆さまに下に落ちていく感覚です!(笑)でも、下れたのだから登れるでしょう!という根拠の無い自信を持って、少し多めの助走を付けて登ります、、、が、途中で失速!仕切り直そうとして足を着こうとしたのですが、前回装着した巨大なリヤタイヤのせいで高くなってしまったシート高と急斜面であることから、足が路面に着かず、バランスを崩してジャイロアップもろとも横回転で転げ落ちてしまいました!ケガは無かったのですが、ジャイロアップに取付けていた動画撮影用のカメラのステーが木っ端微塵!さらにカメラ本体も路面に叩きつけられてしまいました!!(撮影スタッフのMさん、申し訳ございません!)初めて、ジャイロアップが横転する場面を目の当たりにして、しばし呆然...。今まで転倒すらしたことが無かったのに、いきなり横転させてしまうなんて。。。オフロード走行を少しナメていた感がありバチがあったのでしょうか。その後は気を引き締めて、再度ヒルクライムに臨みましたが、どうしても恐怖心が強く思い切りが足りず、ヒルクライムは成功しませんでした。

かなりの急勾配
ヒルクライムしようとした登り坂を降りてみた時、坂を降りるというよりも下に落ちていくような感覚があり、かなりの急勾配だと実感しました!でも下りは楽しいですよ!(笑)
ヒルクライムに挑戦するかを悩んでいる写真
もう一度、さきほど失敗して横転したヒルクライムに挑戦するかを悩んでいるの図です。ヒルクライムのシミュレーションをしたり、転倒時の逃げ方を想定したりしていたのですが、ケガを恐れて本気の再チャレンジはしませんでした。出直してきます!

  気分を変えて、コースを周回してみることにします。いろいろなパターンの走行ルートがあるようで、初めて来た自分たちには正式なルートが分からなかったのですが(笑)、今日はたまたま他の走行者はいなかったので、縦横無尽に走り回ってみました。コースアウトしたら崖下に落ちるようなルートや大きな石がゴロゴロしているガレ場の登りなど、エンデューロの練習にも適したコースであることがわかります。ジャイロアップでは、道幅の狭いシングルトラックほどの道でも、さほど気にせずに走れたことは予想外でした。さらに、林道コースのようなルートでは、2〜3カ所ですがジャイロアップでは登れない場所もありました!しかしそこは得意技となった三輪+2足走行でなんとか乗り来ました。

コース周回するとガレ場がところどころに現れます。オフロードバイクだといい練習になりそうなコースです。ジャイロアップでは、苦行となってしまいますが...。でも、走破した時の爽快感は病み付きになりそうなほど気持ちいいです。
山の斜面に沿って走る林道コースでは、コースアウトすれば即崖下へ!コース幅が若干広めですが、注意を怠るとケガをします。スピードもホドホドに!

タイヤ的には特に不満は無し!ジャイロアップにモアパワ〜を!!

  コースを縦横無尽に30分くらい走り回ったところで、一旦休憩タイムに入ります。ジャイロアップのクールダウンと自分の体力回復のためにです(笑)。ここまで走ってみて素直に思ったことは、コースのほとんどがアップダウンするルートということもあり、ジャイロアップのパワー不足が露呈したことです。この企画が始まる前からパワー不足ということは分かっていたのですが、マシンに慣れてきたこととこのコースではあからさまにパワーが足りない事を実感してしまったのです。

コースに点在している東屋
コースに点在している東屋をベースにしてコースを堪能しました。水場もトイレもたくさんありますのでオフロードコースと思えないほど快適なコースです(笑)。まるで、ディキャンプをしているみたいで楽しいですよ!
コース脇やキャンプエリアに目立つように点在しているトイレ。なんと水洗でウォシュレット付きです。オフロードコースにこんなにも贅沢なトイレが有ることは非常に珍しく貴重です!女性でも安心して遊びに来られますね!

  ジャイロアップのパワーアップの方法はいくつかありますが、一番効果的なのは排気量を拡大すること。しかし、自分のジャイロアップはミニカー登録で公道走行を前提としていますから、排気量を上げてしまうとミニバイクの規定から外れてしまうのでNGです。そうなると次に考えられたのが、吸排気系統の変更です。具体的には、ビッグキャブレターへの交換やポート研磨・拡大、社外品チャンバーの装着などが考えられます。しかし、そこまでお金をかける予定もなかったので(すみません、予算不足です!!)、手っとり早く効果が出そうなオートボーイ製のハイパワープラグを試してみたいと思います。これは、点火プラグを交換するだけで圧縮比をアップさせて燃焼効率を向上させ、加速や最高速をアップさせるというパーツです。最初に試すには、これが一番安価でお手軽ですので、次回の走行までに装着してみようと思います。

今回ご協力いただいたコース

モンキーオフロードランド日光

コース名:モンキーオフロードランド日光
住所:栃木県日光市尾瀬2620
走行料金:3,500円/日
その他:水洗トイレ完備
URL:http://www.monkey-off-road.com/

今回ご協力いただいたショップ

SPUNKY'S(スパンキーズ)

店名:SPUNKY'S(スパンキーズ)
住所:東京都荒川区町屋3−27−12
電話番号:03−3810−8198
URL:http://www.spunky-s.com/

BEARせたがや

店名:BEARせたがや
住所:東京都世田谷区世田谷2−10−11
電話番号:03−3429−8181
営業時間:10:00〜20:00
定休日:毎週月曜日
URL:http://www.bear-s.com/

株式会社 ヤザワ

店名:株式会社 ヤザワ
住所:東京都品川区南大井5−27−11
電話番号:03−5763−0281
URL:http://www.yazawainc.com/

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