BBB MAGAZINE

  • 大人のたしなみとしてベスパに接してみよう!

    2018.05.09 / Vol.44

    - page2 - ワールドワイドにベスパでRUN #3

CREDIT

    • 人型
    • メモ

    隅本辰哉

    • カメラ

    土田和寛

    • バイク

    Vespa

最後はイタリアンジェラートで〆

韓国のベスパ
びっくりするほどの美味しさ!フランス発イタリアンジェラート店
Amorinoは店頭のApeが目印

最終日のラストに訪れたのは、Amorino(アモリーノ)というフランス発のイタリアンジェラートのお店。なぜ韓国に来てまで、このジェラートなのかと思う方も多いと思います。実はこのAmorinoの店先には、ベスパ生産メーカーであるPIAGGIO製Ape(アペ)が展示されているのです。Apeとはクラシックスタイルの3輪カーゴモデルで、過去には日本にも50ccタイプがずいぶん輸入されていました。
さて、そんなAmorinoの店頭に展示されているApeですが、企業のキャンペーンを除いてあまり見る機会がない車種でもあり、ジェラートをいただきつつ訪れる事にしていたんです。ちょうど今回はソウル市内の気になっているお店を巡っていく中で、そのままベスパ返却のために向かう方向と同じなので、Amorinoをラストにしようという計画だったワケです。
この日もソウル市内を流れている大きな漢江を渡っていきますが、川を渡る手前からだんだん雲行きが怪しくなり、ポツポツ降ってきてしまいました。トンネルを抜けた先で川を渡るのですが、トンネルを抜けて少し行ったところで大雨に遭遇してしまいました。
朝は晴れていたのと、今日はソウル市内のお店を回ってバイクを返すだけだったので完全に油断してました。なんと残念な事に、レインウエアをホテルに置いてきてしまったという失態です。仕方なく、地下鉄の入り口の軒下を借りてしばし雨宿りするしかありません。コンビニに簡易的なレインウエアがないか覗いてみるものの、置いていなかったので雨が弱まるまで20分ほど待つ事になりました。いずれにしても相当に強い雨だったので、レインウエアを着ていたとしても心が折れていたかもしれません。
そして雨をやり過ごし、どうにかこうにかジェラートショップのある新沙洞一帯に到着しました。新沙洞は韓国内外のファッションブランドやセレクトショップ、カフェやレストランなどが立ち並ぶオシャレエリアのようで、Amorinoもそのような立地にお店を構えているようです。

Amorinoはアジアでは唯一韓国にだけ進出しており、カップやコーンに盛られたジェラートは花びらのように綺麗に盛り付けられていきます。今回私は定番メニューの一つで中心が白く(ヨーグルト)、周りが赤(ラズベリー)で綺麗なバラのイメージのものに、これまたフランスではおなじみのマカロンをトッピングしてもらいました。
ちょうどこちらへ到着したころには雨も上がり、日も照り出して暑くなってきたところだったのでちょうどいいジェラートタイムになりました。表に止められているジェラートマシンを積んだApeですが、Amorinoのブランドカラーに合わせてライトブラウンに塗装され、荷台部分もキャンバス生地で覆われていてとても良い雰囲気の看板になっています。
Amorinoでもジェラートの他にコーヒー等をいただく事が出来、店先もオートバイ程度なら止められるので、ファンなら是非とも立ち寄ってみてほしいスポットです。ソウル市内の観光に少し疲れたら、ちょっと休憩と利用するのにもよい場所でした。

ハートランドフェリー
Amorino(アモリーノ)ソウル店
ソウル特別市 江南区(カンナムグ) 新沙洞(シンサドン) 536-3
一方通行路が多く辿り着くのに少し苦労しましたが、Apeが看板なので見過ごす事はありませんでした
ハートランドフェリー
私は定番のラズベリーとヨーグルトを組み合わせ、マカロンをトッピングしてもらいました。舌触りもよく、冷たくて美味しかったです
ハートランドフェリー
日本ではなかなか見る機会がない大型Ape。荷台にジェラートマシンが装備されています。淡いベージュカラーでかわいらしいです

ベスパの世界的イベントVWD2017

Vespa Rally Tokyo

御存知の通り、世界中にフリークのいるベスパ。当然、世界中にベスパクラブもあります。そうした世界中のベスパ好き達が心待ちにしている、年に一度のお祭りイベントがVespa World Days(通称VWD)。昨年6月22日(木)〜25日(日)の4日間、ドイツ・チェレを舞台に開催されたVWD2017のようすをご紹介します。
毎年ホスト都市を変えて開催されているVWDですが、VWD2017はドイツ・チェレで開催されました。これに欧州全域からと、イスラエル、インドネシア、チリ、カナダ、マレーシアからの参加者が集結。その数なんと4000台オーバー!

開催期間の4日間を通して様々なプログラムが用意されている中、全ての参加者が参加した4000台超のパレードは圧巻の一言。他にもヴィンテージモデルの展示、ガラディナー(特別な日に供される特別なディナー)、音楽ショーと花火、そして小規模なパーティが断続的に開催され、中心会場となったベスパ・ビレッジは正にお祭り騒ぎの様相だったそうです。
最終日の閉会式では、次回開催のホスト都市である北アイルランド・ベルファストへの引継ぎも行われました。開催日程は2018年6月14日〜17日、興味のある人は参加してみては?

レンタル終了〜返却

韓国のベスパ
名残惜しくもベスパ返却の時、数日間お世話になった愛車だけに
規約になくとも可能な限り綺麗にして返却

この旅もいよいよ大詰めです。イタリアンジェラート店・Amorinoから、ベスパを借りたお店まで直接向かいます。返却後はホテルまで荷物を取りに戻り、そこから空港へ向かわなくてはなりません。
ベスパを借りたお店に到着したのは午後4時を回っていました。慣れない土地をベスパであちこち走り回ったので、それなりに疲れはありました。その反面、ちょうど韓国の道路事情に慣れてきたころでもあります。他の土地でも同じ気持ちになるのですが、返却するにはなんとも名残惜しい気持ちにさせてくれました。
事故もなく無事にレンタル店まで戻ってきたところで、日本から持参した不織生地で出来たボディケア用ウエットクロスで拭き上げます。レンタル中の雨風や路面からの水しぶきによって車体は汚れていましたから、少しでも綺麗にして返却しようと思っての事です。
もちろん日本のレンタカーのように、返却時にわざわざ洗車をして返す必要まではありません。それでもたとえ数日間とは言え自分達を韓国で走らせてくれた愛車には違いないので、可能な限り綺麗にしてから店主にキーを渡して無事にベスパを返却しました。そう言えばガソリンがほぼ空の状態でのスタートだったので、返却する際も残ったガソリンで返却。これについては特に問題なく返却完了です。
こうして韓国ツーリングは終りを迎えようとしています。きっかけはなんだったのか。人の話を聞いたり、小説を読んだり、映画を見たりして長年の夢であれば、その土地へのあこがれも強く、日ごろからその国の事に対して気にする機会も多いと思います。
私の場合はツーリングが好きで、韓国は唯一自国のナンバープレートのまま入国する事が出来るという意味で以前から気になっていた国でした。そうは言っても計画が現実味を帯びるまでその国の事を知ろうという機会も訪れません。

次に私のツーリングのテーマである"ベスパが生産された土地"というところで、いろいろな国でバイクを通じて見て回ったり、その国の人たちと交流したり出来たらと思っています。今回はYuMinさんと連絡が取れ、協力していただける事になり、韓国でのツーリングが実現する事になりました。日本の隣の韓国とはいえ、その国の歴史や文化、今韓国でトレンドな事等、知らない事がとても多かったです。こういう機会があるからこそその国の事を知るきっかけにもなり、自分たちの住んでいる国を見直したり、自分たちの国にはないバイクの遊び方を発見したりした時に、初めて旅のおもしろみというのが沸いてきます。
今回のツーリングでも知らない事が多かった韓国ですが、たった数日でも様々な場面で現地の方とお話をする事が出来ました。ツーリングを通していろいろな場所を見て回りましたが、まだまだ見足りなかった気分です。なので次に韓国を訪れた時は、今回気になったけれど時間の都合で行く事が出来なかった場所にも行こうという、次回への抱負も生まれてきました。

先ほど韓国は日本から唯一自国のナンバープレートで入国する事が出来る国と書きましたが、そのプロジェクトも温めつつ、韓国を実際に訪れてみるまでその国はどんな国なのか、実際私たち日本人が訪れた時に風当たりはどうなのかと不安に思うところはありました。しかし実際に訪れてみると行く先々で親切にしていただく事が多く、空港から市内へ出るための公共交通や町中にも漢字やカタカナを多く目にする事があります。普通の観光はもちろん、道路の作りや道路標識の表示等、日本と近いところが多くあるので、次は自分のバイクでもっと気軽に来る事が出来ると思いました。
海外ツーリングに興味はあってもいろいろハードルが高そうだと思っている方でも、韓国は海外ツーリングのきっかけとしてお勧めしたい国でした。なによりも日本からとても近い距離なので、週末を利用して行く事が出来ます。LCCも多く発着しているので、金銭的にもいきなりヨーロッパやアメリカを目指すより断然気持ちが楽だったりします。
さあ、これで今回の韓国ツーリングは終りとなります。最後になりますが、ベスパを借りるシーンでお世話になったり、その後韓国のオートバイ事情などをたくさん教えていただいたりしたYuMinさん、本当にありがとうございました。

Vespa Rally Tokyo参加者
ソウルの大通りは、なぜか起伏のある道ばかりだったのがが特徴的でした
Vespa Rally Tokyo
スマートフォンの翻訳アプリにカメラ機能を組み合わせたものがとても便利でした

今回はここまで!

韓国のベスパ
来るまではわからない事だらけで不安も、帰るとなれば名残惜しさがこみ上げます
ぜひまた来ようと思える楽しい旅でした

「ワールドワイドにベスパでRUN」も今回で第3回目でした。そして土田さんの韓国ツーリングも今回でおしまいです。レンタルベスパで旅をするというスタイルはどうでしたか?土田さんの旅はまだまだ続くようなので、今後も世界各地をツーリングしてきた話で寄稿していただけそうです。ご期待ください!

それでは次回をお楽しみに!

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